※写真は携帯V601Tで撮影しました。意外と使えるね。

【ハヤシライス】ハヤシもあるでよ…

●日本橋「丸善」(オアゾM&Cカフェ)


千代田区丸の内1-6-4 4F TEL:03-3214-1013
営業時間:9:00〜21:00 不定休
早矢仕ライス:\1000


ハヤシライスと言えば日本橋丸善「ゴルファーズスナック」
『丸善の創設者「早矢仕有的」氏が考案したため早矢仕ライスと名付けられた』は有名な話。
でも実際にはレシピを考案したわけではなく、神田佐久間町「三河屋」(関東大震災で閉店)で食べたハッシュライスを自分の店でも呈し庶民に広めたというのが正しいようだ。

「あれ?横浜の林さんが元祖じゃなかったっけ?」とお思いの人もいらっしゃるだろうが、実は丸善は元々横浜にあった。つまり「丸善早矢仕元祖説」「横浜林元祖説」は同一ではないかと思う。ちなみに「北九州門司港元祖説」は無視ね。あり得ませんから。(笑)

2004年、日本橋丸善の建替工事に伴い「ゴルファーズスナック」も閉店。早矢仕ライスは東京丸の内オアゾ「M&Cカフェ」に移る事となった。

「あ、甘い…美味いが甘い…甘すぎる…なんという事だ…なんだこれは…まるでプリンのカラメルの様だ…カフェなだけにクリームやらケーキやらの甘い香りが漂ってるからだろうか…とにかく甘い…いやいや美味いのだが…ひたすら甘い…」つかさが知人に寄せた手紙より

●上野「精養軒」


台東区上野公園4-58 TEL:03-3821-2181
営業時間:11:00〜20:00(L.O.19:00) 無休
ハヤシライス:\1365


ハヤシライスと言えば上野精養軒「カフェラン ランドーレ」
宮内庁自らが『宮内料理だったハッシュドビーフ・ウィズ・ライスのレシピが精養軒松栄亭に伝わったのがハヤシライスの起源』だと語っている。「ハッシュ・ライス」「ハヤシライス」になった。

日本橋店でもハヤシライスはいただけるが、ビルの裏にある小さい掘っ建て小屋が知る人ぞ知る精養軒カレー&ハヤシ専用館。
同じハヤシライスがこちらではなんと\700!(写真は掘っ建て小屋のハヤシライス)

「う、美味い…美味いが濃い…味が濃い…なんという事だ…なんだこれは…普通のハヤシライスだ…いやいや普通のがここを真似てるのだ…これこそハヤシライスだ…普通のハヤシライスだ…」つかさが知人に寄せた手紙より

この写真を撮る際、カウンター内のオバチャンに「写真撮ってもいいですか?」と伺ったところ「あらやだ、化粧してないのよ。」と返された。サスガ精養軒。

★管理人イチオシのハヤシライス★
●神田「松栄亭」


千代田区神田淡路町2-8 TEL:03-3251-5511
営業時間:11:00〜19:30 日祝休
ハヤシライス:\850


ハヤシライスと言えば神田須田町の松栄亭
宮内庁自らが『宮内料理だったハッシュドビーフ・ウィズ・ライスのレシピが精養軒松栄亭に伝わったのがハヤシライスの起源』だと語っている。「ハッシュ・ライス」「ハヤシライス」になった。

夏目漱石池波正太郎をはじめ著名人も通ったという超有名店。
ドイツ系ロシア人哲学者ラファエル・フォン・ケーベル氏の専属料理人だった堀口岩吉氏が創業した。
現在は三代目の堀口博氏。
この三代目、私が行くと「お、来たねっ、ハヤシ!」って言うけど、私ハヤシという名ではありませんからぁ〜、残念。(一回使ってみたかった。でも来年見たら何のギャグだかわかんないんだろうな…)

「う、美味い…美味すぎる…濃厚だ…焦げた玉葱のホロ苦さといい…コクといい…なんという事だ…なんだこれは…絶品のハヤシライスだ…いやいや奇跡というのはまさにこれだ…なぜこんなに美味いんだ…美味すぎてごめんなさいだ…」つかさが知人に寄せた手紙より

●日本橋「どみぐら亭」


中央区日本橋2-2-15 2F TEL:03-3274-1528
営業時間:11:00〜15:00 17:00〜22:00(LO21:20) 日祝休
ハヤシライス:\893


ハヤシライスと言えば日本橋の「どみぐら亭」
思えば私と非常に相性の悪い店だった。
食べに伺うと必ず「本日貸し切り」
最後の最後までヤキモキさせといて、挙げ句の果てに行ってみたら写真の張り紙が…
ちなみにこの写真を撮ったのは閉店当日の2005年1月31日。
しかもまたもや「本日貸し切り」
そう、最終日にすら入れなかったという笑っちゃう結末を迎えたのでした。
どみぐら亭のハヤシライスよ…安らかに。

●五反田「グリルエフ」(写真はまだよん)


品川区東五反田1-13-9 TEL:03-3441-2902
営業時間:11:00〜14:00、17:00〜20:40 日祝休
ハヤシライス:\1200


ハヤシライスと言えば五反田の「グリルエフ」
私がハヤシライスにハマる原因はこの店にあったのです。
それまでのハヤシライス観をガラッと変えてしまう程の香ばしさ。
ホロ苦さがハヤシライスにとって重要なファクターである事を思い知らされてしまった。
炒め系ならではの素材の歯応えも、今までに経験した事の無い食感。
あなたのせいでハヤシさんに夢中になっちゃたじゃないのよぉぉぉ。
私の青春返してよぉぉぉ!

●日本橋「千疋屋総本店」


中央区日本橋室町2-2-1 TEL: 03-3241-0877
営業時間:8:00〜19:30 不定休
パイナップル・ハッシュドビーフ・ライス(フルーツ付):\630


パイナップル・ハッシュドビーフ・ライスと言えば日本橋「千疋屋総本店」
ちなみに「京橋千疋屋」「銀座千疋屋」はここののれん分け。
果物屋さんなだけにフルーツ色が強く出てる。かといって嫌味な甘さではない。
かなりトロミがかっていて、所々に隠れているパイナップルも酢豚と違って(笑)意外にも違和感が無い。
添えの刻みピクルスが口の中を清涼してくれるのもありがたい。
このパイナップル・ハッシュドビーフ・ライスは、2階「DE METER」では\1365だが1階「Caffe di FESTA」だと\630。(セルフサービスだし洒落感は無いけど。)

●人形町「芳味亭」


中央区日本橋人形町2-9-4 TEL: 03-3666-5687
営業時間:11:00〜14:00、17:00〜21:00 日休
ハヤシライス:\1650


老舗の洋食屋なのだが…
私は滅多な事ではお店に対して悪い印象を持たない。むしろ横柄な態度が心地よかったりするぐらいだ。
しかし…流石にここはキツかった。
店内に入るとおじさんが一言。
「さっさと2階に上がって!12番!」
「あ、はい…」
2階に上がる途中すれ違ったオバちゃんが
「なんで2階に上がってくるの?」
「い、いやその下の方が2階の12番だって仰ったんで…」
「ハァ〜」
ため息つかれたよ、ため息(T_T)
どこかの会社役員さんらしき4人が隣に座ってました。
私がハヤシを待ってる間、そのテーブルに一足早くハヤシライスが運ばれてきました。
「これは何かね?」
「ここの名物みたいだから頼んでみたんだけど。」
「なんだ、ちっとも辛く無いよ。」
「これだったら○○店の方が美味しいね。」
ってそのお店、カレー店なんですけど。
世間ではカレーとハヤシを混同してしまう人が多いんです。
悲しいかな、これが現実…
こんなのが好きな人もいるんだろうね。」
悪うございやんすね、こんなのが大好きで!
ハヤシライスは炒め系。かなり酸味が強い。玉葱が生に近く好き嫌いが分かれそうだ。

帰りの会計時、怖そうなおじさんに伝票を渡すとギロっと睨みながら
「これだけ?」
はい、ハヤシライスだけですよぉだ。(T_T)
「1650円!」
えっ?お品書きには1150円って…もしかして昼夜で料金違うのね?どっかに書いといてよ。(ToT)


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